Interview

社員インタビュー

中国と日本を繋ぎ、社会の発展に貢献

2008年入社
庄 妍

大西衣料 販売促進運営部 / 商品企画ソーシング

入社までの経緯

中国東北部にある黒龍江省ハルビンの出身で、18歳の時、留学で来日。大学・大学院で法学を修めました。留学の経験を生かし、中国と第二の故郷である日本の双方の経済発展と友好に微力でありながら貢献したい気持ちが強くあり、就職活動中は中国とのビジネス実績のある企業にターゲットを絞った上で情報を集めました。 中国とのビジネスが一般的なアパレル業界においても、大西が30年以上前から中国とのビジネスを始めていたことを知り、興味を持ちました。選考中、中国語通訳としてではなく、新卒社員としての戦力を期待されていることを実感したため、入社を決意。 入社研修後は服飾雑貨部に配属され仕入れや販売を担当しました。

現在の仕事内容

海外からの開発輸入業務担当となり10年が経過しました。私の担当する商品カテゴリーは主にアウターウエアおよび洋品雑貨なのですが、この2年間はシニア向け介護衣料など特殊な商材も扱うようになりました。会社への利益貢献を目指し、取り組んでいる業務としては、中国(一部バングラ)でのソーシング(生産委託先工場の開拓や情報収集)および生産管理(指定した品質と仕様で生産され、契約納期通りで納品されるまでの工程を指示し、モニターし、コントロールすること)を担当しています。 チームは6人で構成されており、それぞれが異なる商品と産地を担当しているのですが、担当は分かれているとはいえ、お互いに情報共有しながらチームワークで動いています。

困難を乗り越えた経験

2020年1月。コロナの第一波が襲来しマスク不足で大混乱が起こりました。マスクの取扱いがあった大西衣料にも要望が殺到しました。 当時、不織布マスクは国内調達しており自社での直輸入はしていなかったのですが、緊急事態のため中国のマスク工場を探すことを命じられました。しかし、既に海外渡航制限も出ており自ら工場の開拓や検証することもできません。そこで過去に仕入れ実績のある中国ローカル雑貨商社へ調達代行のSOSを発信。お互いに気心も知れた仲だったこともあり、大きなトラブルもなくコンテナ6本相当にもなる大量のマスクを確保することができ、お客様へ喜んでいただくことができました。これも中国現地ネットワークの協力と大西という信用度の賜物と考えております。

今後取り組みたいこと

2022年1月より地域包括的経済連携(RCEP)が発効しました。日本としては中国との初めてのFTA/EPAであり、大西衣料の輸入商品に関しては、大半が関税の減免対象となっており、大きな追い風となります。 中国の経済発展により、この数年間は中国からのアパレル調達コストの上昇が続いておりましたが、同時に生産設備や原材料の開発も進んでおり、今回のRCEPをチャンスととらえ新たな商品開発を進めます。本格的な少子高齢化社会に向け、シニア向け商材の開発を拡大したいという会社の意向もあります。より快適でより安全な機能のみならず、着用することで喜びを感じ、外出やお友達との交友に積極的な気持ちを持てる。そのようなシニアの豊かな生活を応援するような商材開発を進めていきたいと考えています。

就活生へのメッセージ

大西グループはアパレルを軸にしながらも基本的には何でもできる会社です。もちろん、商品の売買だけでなくサービスの提供を生業とすることも可能です。既に大西グループには複数の事業体が存在していますが、まだまだできることはあると思います。
就活中の方へお伝えしたいのは、大西グループでは何でもできるので、皆さんには何をやりたいのか考えて頂きたいです。何でもやって頂きたいのです。 既存事業を発展させたいと思う方だけでなく、新規事業を立ち上げたいと考える方にも大きく門戸を開き、サポートできる会社だと思います。